T-shirt display animalfook（Tシャツディスプレイ アニマルフック）

concept

学生時の卒業制作。沖縄はTシャツを付ける機会が多いため、デザインの種類も豊富だ。服をより愉しめるモノという点からディスプレイの制作に踏み切った。
服をディスプレイするとなるとマネキンに着せたり、額に入れたり照明なんか当てるといった、徹底したこだわりのディスプレイを想像するかもしれません。
そこまで本格的にしたくはないにしろ、ハンガーに掛けたりするチープなディスプレイにしたくはない。

気軽ながら見栄えのする、いわばハンガーとマネキンの中間的な存在。
そこにキャラクター性とカラーのユニークさを加えたディスプレイ装置を使えば単に服が魅力的になるだけでなく、空間全体がもっとゴキゲンで心地よい空間を演出できる。
素材はなるべく自身が使ったことのないビニールやプラスチックといった様々なモノに触れ、可能性を探っていった。
最終的に加工の容易さと丈夫さから引っ越し作業の際にキズ防止に利用する1mm前後の塩ビ版を用いた。これならば平面にも立体にも表現できる。
加工の容易性によりマネキンの欠点となるサイズの可変への対応も同時に叶うことができた。

機能

幅や丈を調節することにより、幅40cm〜64cm、丈60cm〜80cmまでの服に対応。
つまり、これ一つで、ほとんどのTシャツのS〜XLサイズをディスプレイすることができます。
また、動物の種類はライオン、カウ、エレファント、ベア、ラビット、カリブー、モンキー、シープ、ピッグの9種類。手の角度が変更できますので、ディスプレイする場所に合わせることやちょっとしたポーズを作ることも可能です。

現在Tシャツ屋にて利用していただいている。（T-SHIRT-YA.COM 北谷店）