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2014年04月01日
ポートフォリオを更新しました。
2014年04月01日
コラムを更新しました。
2013年01月04日
ホームページのリニューアルを開始しました。
2013年01月03日
学生時代の旧ホームページを閉鎖しました。
36度
2012年12月30日
掲示板を閉鎖、連絡先を更新しました。

「○○っぽい」ロゴデザイン

最近はデザインするにあたり「○○っぽい」という視点を気にしている。
相手との共通した記憶や思考から「○○のことか」「○○だろう」と認知させ、理解や共感を得る。その上で伝えたい内容を最大化させていく作業を行っていく。

まずは基軸となるわかりやすさを探るところから始まる。
視覚的なわかりやすさを伝えるうえで参考となるのが、万人に向けた目印だろう。
例えば公共の標識や看板やピクトグラムを想像してほしい。
道路標識は狭いスペースで表現しながら瞬時に複数の内容を認知させる必要があったり、空港など多くの国々の言語が必要となるような場所ではイラストで伝わるように配慮している。何が伝わりやすいかを研究されている。
逆に無理にイラストやマークで伝えることでわかりづらくなることもある。
「トイレ」や「お会計」など短い文字で明確に伝えられる内容ならそれで事足りるはずだ。
つまりは文字で表記する以上の情報量や認知スピードが伝えられるか。
これが私のピクトグラムやアイコンで表現するかどうかの判断材料としている。

これは企業やサービスなどのロゴマークでも同様なことが言える。
名前が分かりやすいものであればマークはいらない。
地方に金城文具店という小さなお店があったらロゴマークなど必要だろうか。文房具という明記が入っていればそれで伝わるだろう。
その上で伝えたい内容に付加価値を付け、最大化させるために次のような目的が発生する。

・古臭い印象があるので、おしゃれな栄える店にしたい。(イメージ転換)
・周りにやたらと文具屋が多く、ほかの店と違いを出したい。(差別化)
・ペンの品揃えには自信があるためその強みを出したい。(特化性や付加価値)


それぞれの細かな内容は別の機会に説明しようと思う。
まずはつくる前にわかりやすさを基軸に前提から考えること。
店名とは別でロゴマークを作成した方がよいのか、文字の形や色を変化させた方がいのか。そもそもマークはいらないのか。イラストをつくる前に考える必要か考える。

そしてロゴ作成に取り掛かかっていく。
まずはどのような印象を与えさせたいか、その印象を与えるには何が一般的にわかりやすいかを研究する。
インターネットで画像検索すると手軽に多くのヒントが得られる。さまざまな言い回しや言葉を知っていればそれだけ、情報収集が楽になる。もちろんインターネット以外の情報源も大いに活用できる。
いくつかのアイディアを揃えたらさっそく構成やデザインにまとめていく。
ここからは制作で例えるなら1コマ漫画。1コマで内容を伝え、ストーリーを完結させる。
まず何のサービスや会社なのかそしてどういった印象をつけたいのか。
発想や展開方法は多くを知ることで豊かになっていく。
良し悪しは様々だが、ここで過去に私が作成したデザインの考えを記載する。

Caféやぶさちのロゴデザイン

海フェスタのロゴデザイン

Bar E'tude(バーエチュード)のロゴデザイン

それぞれ「○○っぽい」を組み込み、わかりやすさを基軸に作成している「カフェっぽさ」「沖縄の海っぽさ」「こだわりのあるバーっぽさ」それぞれ認知する上で勘違いの起きないようズレていかないように制作途中で一歩下がって客観的に見て作っていく。